真夜中に吼えろ!大雨の声優ライブ!

 ちょっと前の話なんですけど、声優ライブの帰り道で大雨に降られたことがあったんですよ。

 

 

その時は偶々運が悪くて家に帰るのが遅くなり、家の最寄り駅まで終電でたどり着けなかったんです。

なので最寄りからはちょっと遠い駅でたどり着いて、まぁ歩いて30分ぐらいの距離だからタクシー使うのも勿体ないよなって気持ちで歩くことを決意しました。

まさか決意をして駅を出た1分後に突然大雨が降ってきたのは予想外でしたが

 

仕方がないのでコンビニでビニール傘を買い、ついでにコーヒーなんかも買っちゃって雨の中の行進を再開することに。ライブ後で疲れてはいましたが、雨音を聴きながらコーヒー飲むのもなんだか乙じゃん的な感じでテンションも徐々に上がっていきます。

 

気持ちが良くなった私はコーヒーの缶を道端のゴミ箱に捨て、しばらく無言で歩いていくと、今日のライブの思い出が体の芯からせり上がってきました。いてもたってもいられずイヤホンを耳に装着。スマホをスイスイ動かして、今日のセットリスト(ライブの曲順のこと)を順番に流していきます。

 

するとどうでしょう。

イヤホンから聞こえる小倉唯(可愛い声優さん)の声がいつもより鮮明に聞こえるんですよ。まるで一対一で歌を聴いてるみたいなクリアさを感じるようになったんです。

 

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恐らく大雨の中で傘をさすことにより雨のザーーーっという音以外の雑音が消え、さらに自分の活動できる範囲が傘の中だけある隔離感により、凄く狭い場所で曲を聴いているような錯覚に陥ったんだと思います。

上手く説明できないんですけど、四畳一間の防音室で直接ライブを聴いているような感じでしょうか。とにかく私と世界の隔たりが分厚くなっていく

 

あの日は本当に凄い大雨で、イヤホンの音以外なんて何も聞こえなくて、人通りどころか建物すらも近くにない歩道を歩いていたのも相まって、世界に一人だけ取り残されたような感覚が確かにあったんですよ。それなのに小倉唯ちゃんの声だけは目いっぱい聴こえてきて、ああ……世界にはもう俺と唯ちゃんしか存在していないんだな…と全てを理解ってしまうことに。

天気の子で持て囃された00年代のセカイ系の感情ってこんな感じなんでしょうか。雨も降ってたし割といい線いってると思ってます。

 

 

 

そっからの思考は覚えていませんが、気がついたら唯ちゃんの曲にコールを入れていました。

コールというのはオタクライブで曲中に観客が叫んでいい掛け声みたいなもので、曲に合わせて『ハイ!ハイ!』とか『フゥーーー!!』とか『ハニカムゥー!』とか雄叫ぶものです。

 

だって世界が私と唯ちゃんだけになったのに、唯ちゃんにだけ歌わせることできないじゃないですか。唯ちゃんが歌うなら俺もコール入れないと、唯ちゃんが独りぼっちになっちゃうじゃないですか。

手が届くのに手を伸ばさなかったら、死ぬほど後悔する。それが嫌だから手を伸ばすんだ。

 

 

ライブ曲も中盤に差し掛かり、唯ちゃんの脳内パフォーマンスと私のコールも温まっていきます。アップテンポな曲の時は気合を入れて

 

唯「試練与えては試す神たちを いつの日か超えてゆける」

私『L・O・V・E  LOVE!! ラブリー唯ちゃん!!!』

 

唯「根拠なんてないだけど一緒ならどこまでも駆けてゆける」

私『C・U・T・E  CUTE!! キュートな唯ちゃん!!!』

 

このように魂が燃え尽きるまで心を込めてコールして、空虚な世界に生きていた証を刻み込みました。命燃やすぜ!

 

 

逆にしっとりしたバラード曲では

 

唯「溶けないで 甘い甘い香りで私を包むあなたは 少し砂糖が多すぎるけど」

私『……ウゥッ…ぐすっ……唯ちゃん………ズズッ………』

 

感極まり過ぎて漢泣きをかましてしまいました。大雨の中で泣きながら歩いてるオタクなんて場所が場所なら通報モノの緊張感が出てしまいますが、人っ子一人いなかったのでトラブルは起きません。大雨でよかったーーー。

 

 

という流れでセットリスト順に喜怒哀楽を放出し、アンコールまで終わった後は好きな曲をおかわりして楽しみました。

この時間が終わって欲しくなくて人にいない道を遠回りしていたら、大雨ライブの合計時間は約1時間半ほどになり、大雨の中を歩き回ったズボンと靴は雨でグチャグチャに。流石に寒くなったのでお家に帰宅。

 

後日当たり前のように体調を崩し、そこそこ仕事に支障をきたすことにもなったので今では反省していますが、それでもあの時の高揚感は忘れられません。機会があったら次もやっちゃうかもな。

 

 

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自分で文字にしていても頭悪いなーとは理解っているのですが、それでもあの体験は人生の糧になる場合もあると思うので、皆さんにはオススメできないけどオススメしたいです。

前述した通り、大雨の中で真夜中であり、人通りどころか建物すら近くにない歩道で、他人に迷惑が掛からないことを確認した上での大雨ライブなので、そこは皆さんも気をつけてください。あと、上記の環境は普通に危ないので外出は控えてください。

 

 

 

 

それではオタクのみなさん、自己責任で楽しい大雨ライブを楽しんでください。