自分の右目に超常の力が宿る妄想を繰り返し続けて10年以上経った

幼少の頃から右目の視力がめちゃくちゃ悪い。

 

 

小学校低学年ぐらいから順調に視力が下がっていき、今では右目の視力が0.1未満です。それでも眼鏡やコンタクトレンズは使用しておりません。
それってめっちゃ危なくない!?と感じる方もおられると思うが、左目の視力が1.0以上なので問題なく日常生活を過ごすことができます。


本来であれば右目に合わせて左目の視力も落ちていくらしく、だったらそれまで裸眼でいいかーっと楽観的に構えていたら、裸眼のまま大人になってしまいました。

 

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この歪な裸眼状態で運転免許を取ってしまった辺りから自分の視力に関しては本当にどうでもよくなりました。
運転免許の視力検査は両目で見た時の視力を測るので、片目が悪いことはデメリットにならないんですよね。
まぁ、視界の広さを測る再検査を免許更新の度に行わなければならないので、そこは面倒ですが………

 

 

 

私はもう慣れてしまったので実感がないのですが、どうやら片目だけの視力に依存した生活というのは目の疲労が大きいらしいです。
言われてみると結構疲れるような気もするな……と思いますが、私の場合は四六時中スマホとパソコンを眺めて過ごしているので、目が悪いのか生活が悪いのかわかりません。
多分どっちもかな。

 

 

 

そんな私が幼少の頃から欠かさなかったのは己の右目の特殊設定考案です。
右目の視力が悪い理由を中二病的な設定で都合のいいように改変して悦に浸るという妄想をずっと、本当にずっとずっとずっと繰り返してきました。

中学二年生で発症した邪気眼妄想癖は10年以上も続き、今では私も社会人五年生です。

 

 

 

今回はそんな私の好きな私の右目設定トップ3を発表しようと思います。

 

 

第三位 オカルト系の眼+眼帯

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フィクションの世界には精霊との契約、呪術を内包している、人外の瞳など様々なオカルト系の眼が存在しますよね。
中でも私は片眼のみオカルト眼で、眼帯などでそれを隠し日常生活を送っている設定が大好物です。
両目オカルト眼やスイッチタイプ(通常目からオカルト眼に切り替えるタイプ)も嫌いではないのですが、片眼オカルトの魅力には叶いません。オタクはオッドアイが大好き。

 

 

体の一部をオカルトなパーツにする系のキャラって、そのオカルト塩梅が一番難しいと思うんですよ。
“半妖で羽が生える”とか“契約して腕だけ悪魔”みたいなキャラは、パワーアップする時に「もうちょいオカルトパーツ増やせば解決じゃん」みたいに思ってしまうので、何かしら制限をつけなければなりません。
一番メジャーな制限は、キャラクターが人間であることにアイデンティティを持っていること。
例えば、エドワード・エルリックが作中インフレに取り残されないよう両腕両足をオートメイルにしたら興ざめですよね。

素の人体に執着を持っているのが人間臭くて格好いいのです。

 

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そういう点において、オカルト片眼を眼帯で隠して日常生活を過ごすのは最高です。
眼帯を着けるというのは、その眼に秘められた異常性を隠すという意味があり、この部分こそが格好良さのポイント。
ちゃんと人間社会に混ざることを大事に思っている部分が読み取れ、眼の力が強いだけじゃなく人間としての脆さや強かさがあることを表現できます。

 

 

 

さらに目立ちます。手とか足とかではなく顔パーツなので、一目見ただけで異常性が感じ取れます。

さっきから貼っている眼帯フリー画像もなかなか異常性が高い。


これがオカルト腕だったりすると、握手するシーンまで異常性の発揮が遅れてしまうので、眼帯は厨二能力の高い最高の外付けパーツと言えるでしょう。

 

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上記の理由から、ここ十数年間ほど右目を眼帯で隠したい、できれば眼帯の中はオカルト系の眼が良いと思っています。
3位に甘んじている理由は夏は眼帯が暑そうだからです。

 

 

余談ですが、眼帯キャラの宿命に「眼帯側に回り込んで攻撃されると反応が遅れる」というものがありますが、私はデフォで視界の右側が良く見えない為、眼帯を着けずに同じデメリットを享受しております。
鋼の錬金術師のキングブラッドレイVSリンで眼帯側に移動しながら戦うリンを見ながら「この戦法って俺にも効くじゃん…」と思いました。

 

 


第二位  高性能機械義眼

 

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なんか近未来の特殊なSF技術で作られた高性能機械義眼が二位にランクイン。
遠視、解析、通信、敵サーチ、未来予測、ビームなど、機械でできそうなものであれば義眼能力は何でもいいです。
何でもできる全部載せもアリだし、一点特化型(遠視と風を読む機能で狙撃が得意など)もロマンがあっていい。
個人的には銃弾を避けられる程度の動体視力があると嬉しいです。オタクはテロリストとの戦闘が大好き。

 

 

 

機械義眼の特徴はやはりギリギリ何とか実現できそうという部分ではないでしょうか。
もちろん無理なことは承知の上ですが、科学技術が発達した100年後とかの世界や、政府が隠している秘匿技術みたいな理由ならばリアリティが生まれます。


義眼は現在でも使われていますし、体に機械を埋め込む治療自体はメジャーになってきているので、オカルトな眼よりもまだありえそうなんですよね。
スマートフォンが超小型化して目に入ったらメチャクチャ強い諜報員になれそうな気がする。

 

 

 

さらに付け加えるなら、ある程度言い訳が効きやすいというのもあります。
全身サイボーグ化を目指すアニメキャラでもない限り、片目を好き好んで義眼にする人は極めて稀です。移植するからにはそれなりの理由があります。
例えば「片目を奪った敵に復讐する為に義眼を入れる」とか、「事故で片目を失った孤児が天才博士に拾われる」みたいなやつです。
義眼能力がめっちゃ強いと読者が「強くなりたい奴ははみんな義眼入れろよ…」となってしまうので、義眼の入手経緯が特殊かつ再現性が低いと納得力が増します。妄想も捗ります。

 

 

 

機械義眼で一番好きなのはブラック・ブレットの主人公・里見蓮太郎が持つ二一式黒膂石義眼。
演算装置による思考の加速で1秒間を2000秒間に体感できるアホみたいに格好いい義眼です。
こんな格好しい義眼を考える作者の神崎紫電は間違いなく天才。

お願いだから7巻の続きはよ書いてくれ。死ぬまで待ってるから。

 

 

 

二位に甘んじている理由は、右目の手術が痛そうだからです。
目にゴミが入っただけで泣いちゃうのに、義眼の移植とか絶対無理。

 

 


第一位  特殊な力が宿る右眼(常時開放型)

 

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一番になった眼は特殊な力が宿った人間の眼です。
能力が宿るのは先天的でも後天的でもいいし、力の源は家の血筋でも悪魔と契約したとかでもいい。
とにかく元は人間の眼で、そこに+αで超能力が宿っていることが重要です。
オカルト眼や機械義眼を褒めた後で言うのもなんですが、やっぱり生身の人間が異能を制御しているのが王道にして最高。
たまに制御ミスって被害を出すのもアリです。オタクは“力”を暴走させるのが大好き。

 

 

 

常時開放型の眼という名前は完全に私の造語で申し訳ないのですが、要するに右目に宿った力が自分でオンオフ切り替えられるかどうかという点で分けています。
コードギアスで例えると、ユフィが死ぬ前のルルーシュは切り替え型、ユフィが死んだ後のルルーシュは常時開放型です。
私はどちらかというと、使い勝手の悪い常時開放型の眼を眼鏡とかコンタクトレンズとか封印術式とかで制御する設定の方が好きで、自分の右目の視力が悪いのも封印されているからだと思いながら生きています。

 

眼帯の時と同じですが、日常生活に不備がある眼をサポートアイテムで誤魔化しながら社会に溶け込むという設定は魅力的です。
そのせいで何かしらのデメリットを受けているのもキャラクターに厚みが出ます。

 

 

 

強い能力はデメリットがあった方が絶対格好いいので、眼に能力をつけるなら断然常時開放型がオススメ。
メンタル的な枷やトラウマなどは物語上では映えますが、カラーの扉絵になった時の立ち絵には反映されません。
キャラクターの見た目がパッと見でわかるよう、封印道具をアクセサリー化していきましょう。
なんにせよ、自分が巻頭カラー見開き2Pに載ることを意識することが大事なのです。

 


第一位に輝いた理由は、今の私に一番フィットする設定だからです。
右目がぼやけて眼精疲労がキツいのは眼の“封印”のせい。そう思わんとやってられん。

 

 

 

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以上が私の好きな右目の特殊設定でした。
こうやって妄想を書き出してみると、いつもとは違った発見もあります。どうやら私は異端な能力を隠すのが大好きなんだな、とか。

 

皆さんも自分の欠点やコンプレックスを格好良くする設定を考えて、仕事中の暇な時間を潰してみるのは如何でしょうか?
自分でも気が付いていなかった趣味や好みの傾向が判明するかもしれませんよ。

 

 

 

 


全く関係ありませんが、私の好きな型月作品のキャラは五次ライダーです。
ライダーさん、いいよね。